電力自由化の活用
海外だけではなく、日本でも電力自由化がスタートしました。これまでの日本では、電力会社と言えば、地域にある独占企業と契約するしかありませんでした。大口契約の場合は少し早めに地域独占企業以外とも契約できるようになっていましたが、個人契約はなかなか自由になりません。そして、ようやく個人でも自由に電力会社を選べるようになりました。
テレビや新聞などでも大々的に報道されましたので、知っている人はかなり多いはずです。問題は、実際に他社へ乗り換えた人が少ないことです。せっかく電力会社を自由に自分で決められるようになりましたが、簡単に変えようと思う人は少ないのでしょう。
本当に乗り換えても大丈夫かが心配ではありませんか。これまでは電力専門の会社だったから良かったけれど、異業種から参入されると不安になることもあるはずです。全く違う業種だったわけですから、そんなに簡単に電気を販売できるのか不思議に思ってもおかしくはありません。
さすがに、発電所はこれまでの会社が持っていることがほとんどですので、大抵の会社はここから大口契約して、企業や個人などへ安くして販売しています。大口契約した場合は安く購入できるので、十分に利益が出る仕組みです。
買う場所こそ変わったけれど、中身はこれまでと同じです。停電するのではないかと思うこともあるかもしれません。しかし、中身はこれまでと同じなので今まで通りの品質で供給してもらえます。
公共料金は固定費ですから、家計の出費の中でも簡単には削れません。このようなカラクリがあるものの、今までよりも電気代が安くなるのならば、乗り換えを検討しても良いのではないでしょうか。様子見と言う人がとても多かったのですが、今ではあまり報道されなくなったこともあって興味関心が薄れているかもしれません。
乗り換えによって電気代を節約できた家庭は多い
実際に乗り換えたことで電気代を節約できた家庭は多いです。ホームページからシミュレーションしてどれくらい変わるのかを調べてからであれば失敗しなくて済むはずです。また、同じ電力会社であっても新しいプランが登場しているかもしれません。他のプランの方がお得になるかもしれないので、ここまで調べた方が良いです。料金プランを変更するだけならばあまり抵抗はないでしょう。
いろいろなものやサービスがあり、競争することで低価格になったり、質を向上させるなどができました。電気は地域独占企業が担っていたために、競争相手がいません。これでは競争しなくて良いので料金を安くする必要もありません。さすがに、停電しないようにはしていますが、料金を下げなくて良いために、ずっと高い電気代を利用者は負担しなくてはなりませんでした。
他業種からも参入しましたし、競争が始まっています。それでも、まだまだほとんどの人が地域独占企業と契約しているので、大きな競争は起こっていません。どちらかと言うと新規参入業者の方が顧客を獲得するために必死です。
原発事故があったために、ほとんど原発が稼働していない状態です。危険な燃料を使っているというリスクはあるものの、たくさんのエネルギーを生み出すことができるので事故が起こらない限りはコストを抑えられます。あまり報道されていませんが、原発が止まることで電気代が上がっています。
原発の代わりに火力発電所に頼っていますが、そこで使われている燃料代によって電気代も左右されているからです。日本は燃料を海外から輸入しているので、燃料代に大きく左右されます。実際に何割も原発事故によって火力発電が増えたことで高くっています。家計を圧迫していると感じている人もいるでしょう。
他業種から参入している会社ならば本業についても調べた方が良い
中には高くても良いから再生可能エネルギーが良いと思う人もいます。このような考えならば、再生可能エネルギーに力を入れている電力会社に乗り換えてみてください。風力や太陽光などの再生可能可能エネルギーに出資できるでしょう。
毎日使う電気ですが、その料金についてもっと深く掘り下げてみてください。国内だけの問題ではありません。多くの燃料を輸入に頼っている日本だからこそ、国際情勢にも目を向けないと高いコストを黙って支払い続けることになってしまいます。
せっかく電力自由化されましたから、これを活用しましょう。より安い会社を見つけて乗り換えれば、きっと家計が楽になるはずです。今では家電製品が家中にあったり、スマートフォンを持つ時代ですから、もっと節約しないと自由に使えるお金がほとんどなくなってしまいます。
乗り換えを検討する時は、他業種から参入している会社ならば本業についても調べた方が良いです。もしかしたら、何かお得なサービスが受けられるかもしれません。固定費を抑える以上の効果が期待できます。今のままでは家計が苦しいままでしょう。知っているようで知らない人が多い電力自由化の恩恵を思う存分受けましょう。乗り換え自体も簡単ですから、節約のためにも検討してみてください。
最終更新日 2025年5月8日 by ntwerpint