「よく聞くベンチャー企業ってどんな企業?」
「ベンチャー企業で働くメリットを知りたい」
「光本勇介さんのプロフィールが気になる」
ベンチャー企業という言葉は聞いたことがあるものの、その詳細を自分の言葉で説明できるという人は、意外と少ないのではないでしょうか。
そこでここでは、今更に人に聞けないベンチャー企業がそもそもどんな会社のことなのか、また、そこで働くメリットやデメリットを徹底紹介します。
ぜひ参考に理解を深めてみてください。
目次
光本勇介氏に聞く!ベンチャー企業の定義とは
【関連】光本勇介のプロフィール/実績
そもそもその語には、明確な定義が定められているわけではありません。
使用にあたって、資本金がいくら以下、従業員が何人以下、設立年数が何年以下の企業を意味する言葉、というような定義が定められているわけでは一切ないためです。
ただ、英語の「venrure(ベンチャー)」という語には、危険が伴う「冒険」あるいは「投機」という意味があります。
そして、そこから派生して日本で生まれた造語であるその語には、新しい技術やビジネスモデルを展開している企業を意味する言葉、という意味が込められています。
要は、「新規性」や「成長志向」というキーワードが当てはまる企業に対して使われることが多い言葉、とも表現することができます。
なお、このうち「新規性」に関しては、その語の通り、これまで世の中になかった製品や技術の開発にチャレンジする、という姿勢です。
ただ、新しいことにチャレンジし続けるためには変化が欠かせません。
それゆえに、事業内容や社内の体制が流動的かつ曖昧になりがちな傾向にあります。
新規性を生み出そうとする中で実際にどのくらい成長できているか
また、「成長志向」に関しては、新規性を生み出そうとする中で実際にどのくらい成長できているか、その度合いにより評価される部分です。
つまり、資本金や出資の総額、従業員数などの細かい観点は、ベンチャー企業かどうかを判断する基準には一切含まれていません。
急激にこれまでに世の中になかった新規性に富んだ分野で成長している会社は、小さかろうと大きかろうとそう呼ぶにふさわしい存在と言えます。
ちなみによく似た言葉に「スタートアップ」や「メガベンチャー」という言葉がありますが、これらは企業の成長フェーズによって使い分けられている類似語です。
立ち上げて間もないベンチャー企業のことをスタートアップと、成長と新規性を追求したまま、規模が拡大した会社のことをメガベンチャーと呼ぶことが多いようです。
ベンチャー企業で働くメリットとデメリット
そんな新規性と成長志向を有するベンチャー企業で働くにあたっては、さまざまなメリットもあればデメリットもある点には注意が必要です。
まず、働くにあたって一番気になる人が多い給与に目を向けると、勤務先によって大きく異なると表現することしかできません。
これは、成長志向がどのくらい成果を上げているかによって、その給与が大きく変わってくるためです。
つまり、成長フェーズがメガベンチャーに差し掛かっている企業であれば、高収入が見込めます。
ただ、一般的な傾向として比較的低いことが多いのは事実です。
これから事業成長していきたい。
そのフェーズにいる企業がほとんどなため、その段階で高い給与を従業員に出すことはまずできないためです。
一方で、固定給はあまり高くないものの、成果を上げればその分だけインセンティブがもらえるストックオプション、いわゆる従業員などが自社株雨を一定の行使価格で購入できる権利などがもらえることもあり、その点が今後の成長具合によっては大きなメリットになる場合もあります。
福利厚生や退職金制度、保険などは期待できない
また、福利厚生に関しては、やはり大手企業と比べてしまうと資産面で体力が劣るため、充実していると言えることはなかなかありません。
特に、退職金制度や保険などが手厚いことはまずないです。
ただ、その点を課題視した結果として、福利厚生の充実にかなり力を入れる企業が増えています。
さらに、変化の激しい企業だからこそ、大手企業などと違って自らがほしい、従業員にとって必要だと思う福利厚生を作って欲しい。
そう自ら声を上げ、その声を経営にしっかり反映してもらえることが多いのは大きな魅力と言えます。
なお、成長過程であり会社としてまだ安定していない状態であることが前提な存在なため、現状の経営に安定性を見込むことはできません。
ただ、企業によって社風も大きく異なり、自分と同じ価値観を持つ仲間と協力しながら自ら当事者となって事業が成長していく過程を味わうことは、大手企業ではなかなかできない経験です。
もちろん、現状うまくいっているわけではないので、事業自体が継続できないリスクも圧倒的に高いです。
将来性を確実に見極められる人は世の中にはいないため、そのリスクを避けることはできません。
まとめ
でも、スタッフの人数も絞っていることが多い分だけ、企業の成長を通して大きな達成感を味わえるかもしれません。
ベンチャーの語の通り、冒険心にあふれる働き方に惹かれる人にはぴったりの職場です。
要は、ベンチャー企業で働くのに向いているのは、慎重というより楽観的で、安定より変化を好み、未知の世界や多様性に惹かれる人が当てはまると言えます。
最終更新日 2025年5月8日 by ntwerpint