建物を建てるときは、どのような素材を使うかでも悩むところです。
できるだけシンプルにしたいという場合はコンクリートの打ちっぱなしもおすすめです。
シンプルではあるものの、丈夫ですしモダンでおしゃれな雰囲気がある、スタイリッシュなど多くのメリットがあります。
そのかわり、無機質で温かみを感じられない、冷たい雰囲気になるという欠点もあります。
コンクリートは丈夫な素材ということもあり上手に活用したいところですが、ぬくもりを感じられる木の素材に惹かれるという人も少なくありません。
とはいえ、木は自然な雰囲気を得られる優しさやぬくもりを感じられるというメリットはありますが、腐りやすい、変色しやすい燃えやすいなどの欠点もあります。
できれば、両方の良いところをうまく取り入れたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
コンクリートの壁や床に木のような温かみを出すなら、木目コンクリートに加工することも考えてみましょう。
無機質な壁も木目調に加工することで温かみが出る
最近は、左官の技術も進んでおり独自の工法を提供する業者も増えています。
無機質な壁も木目調に加工することで温かみが出ることはもちろん、高級感を演出することもできます。
本物の木材を使った場合は、経年劣化で傷みが発生しますし、黒ずんでくるので見た目みも悪くなってしまいます。
それゆえ、良い状態をキープするためには定期的なメンテナンスも必要です。
そのために維持費が高くなってしまう可能性もあります。
木材のような柔らかさはないものの、木目タイプのコンクリートなら、本物の木のように腐る心配はなく、長期に美しい見た目が維持できることがメリットです。
メンテナンスにあまり手間がかからないので、維持費も安くなります。
木材をメインにした住宅にも違和感なくなじませることができるのも良いところです。
木材に比べて不燃性に優れているのも利点といえるでしょう。
壁全体に採用することで、落ち着いた雰囲気のある建物にすることもできますし、和風のテイストも取り入れることができますので、和モダンの住宅や店舗にしたいという場合にも向いています。
エントランスなど一部にだけ取り入れても良いアクセントに
塀に採用すれば、庭のグリーンやや砂利とも無理なくなじませることもできますので、庭に温かみを出したい場合や、より自然な雰囲気をい取り入れたいという場合にも向いています。
家全体に施すという方法もありますが、エントランスなど一部にだけ取り入れても良いアクセントになります。
外装に取り入れることはもちろん、屋内の壁や床にも活用すれば部屋の雰囲気を変化させることもできます。
着色をしないでコンクリートの風合いも楽しむという方法もありますが、着色をすることでより自然の木に近い雰囲気を出すこともできます。
塗装をするときは、どのような色合いにするのか、風合いにしたいのかをしっかりと業者に伝えておくことが大事です。
サンプルを確認しながら、最適なものを選んでいきたいところです。
自然の木に近づけるなら茶色やベージュを選ぶこともできますが、黒やグレーもスタイリッシュな雰囲気を演出できます。
本物の木材に近い仕上がりにするためには、塗装の技術力の高さも需要ですので、塗装の技術力が優れている業者であるかどうかも確かめておきたいところです。
業者選びで失敗しないことが大切!
よい仕上がりを得るためには、業者選びで失敗しないことが大切ですので、慎重に選んでいきましょう。
ただ木目調にするだけではなく、本物の木に近い自然な凹凸や立体感、柔らかな雰囲気が得られることも大事です。
業者の技術力には差もありますので、依頼する前には実績や評判も調べておきましょう。
業者の公式サイトなどでは、実際の施工例が紹介されていることも多くなっていますので、どのような仕上がりになっているのかを確認しておくこともおすすめです。
そして、施工にはそれなりの費用も発生します。
予算内で満足な仕上がりを得られることも大事ですので、まずは無料見積もりなどを利用して料金も確認しておきましょう。
初めての施工となると相場がわかりにくいという悩みも出てきますが、複数社で比較すれば適正な価格であるかどうかを知ることができます。
施工方法も業者ごとに違いがありますので、どのような工法が提供されるのかも確かめておきたいところです。
最近は、軽量なコンクリートのパネルを貼り付けることでことで、手軽に木目調の壁を作る技術も登場しています。
実際に施工をする前には相談や、打ち合わせをすることになりますので、このときに具体的な工事内容を知ることができます。
見積で不明な点がある場合はしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
相談時の対応が良いかどうかでも、信頼できる業者であるかどうかを確認することができます。
施工後も長く良い状態を保つためには、定期的にメンテナンスをすることも大切です。
そのためには、アフターフォローが良いことも大事ですので、工事後のメンテナンスや保証がどのようになっているのかも確かめておきたいところです。
最終更新日 2025年5月8日 by ntwerpint